人身事故に思いを馳せる
今朝は人身事故があり、朝のラッシュ時に京浜東北線が1時間程度も止まりました。
ユーザーである私も急いで振替輸送に切り替えましたが結局会社には遅刻しました。
以前、人身事故で電車が止まり閉じ込められる形となったとき、
一緒にいた先輩から「前に人身事故があって文句言ってたら、自殺じゃなくて目の見えない人が間違って落ちちゃったって知って、反省した」という話を聞き、それ以来私も文句を言えなくなりました。
ただ、今回はどうやら自殺だったようで。
大迷惑なことです。一体どれだけの人に影響が及んだか。
中には、遭遇してものすごいトラウマになって残ってしまったり、
大事な会議や試験に間に合わなかったり、
人生を変えられてしまった人がいるかもしれない。
ただ、走ってくる電車に身を投げるなんてことの恐怖を感じないくらい、
絶望的だったその人の精神状態を思うととても気の毒でもあります。
週末明けの月曜日が一番自殺が多いと言います。
今日は月曜日ではないけれど、夏休み明け、だったのかもしれません。
夏休み明けて頑張って、耐えきれなくなった今日だったのかも。
今年6月に厚生労働省が「自殺対策白書」を発表しました。
日本の15歳~39歳の各年代の死因第一位は「自殺」だそうです。死因第一位が「自殺」だなんて、先進国の中で日本だけだとか。特に20代の死因は「自殺」が半分を占めているそうです。
どうしてなんだろう。
日本は特別生きづらい国なんでしょうか。
日本人は特別心が弱いのでしょうか。
死ぬくらいなら逃げればいいのに、と思ってしまいます。
その人、電車に身を投げるくらいなら、会社行きじゃない電車に乗って好きなところに行く方がよっぽど簡単なのに、って。
そう思ってしまう私は、きっと何も分かってないんでしょうね・・・。
ご冥福をお祈りします。
大混雑の振替電車で撮った写真。
良くも悪くも写真は「平和」だけ切り取れる。