SUNNYを観て思う
SUNNY 強い気持ち・強い愛 を観に行きました。
最強の”笑って泣ける青春音楽映画”と謳われてる通り、
(少し)笑って(かなり)泣ける青春音楽映画でした。
私はコギャル世代ではないし、
劇中歌は思い入れのないものばかりだし、
薬や援交とは無縁の結構真面目な学生をやってきたため、
懐かしい感覚に襲われることは全くありませんでしたが、それでも、重く心に響く映画でした。
学生時代ってアホみたいに楽しい。
共感した点はそこだけですが、それで十分です。
本当、高校とか超楽しかった。
私の時代はガラケーでした。mixiはあったけどFBやインスタやtic tokなんてなかったし、LINEすらなかったし、そもそも携帯の持ち込みが禁止の学校だったため、写真や動画で「そのとき」を残す文化があまりありませんでした。
たった数年前の記憶だって写真や日記で思い出すことがたくさんあるくらいだから、
10年前の高校時代なんて忘れてしまった思い出で溢れてるに違いない。
ああもったいない。
アホみたいに楽しい毎日を写真や動画で気軽に撮って、SNSで鮮やかに残せる今の学生たちがとても羨ましいのです。カーストが浮き彫りになってしまうなど弊害もあるのでしょうが、人生一度きりの学生時代、使えるものはできるだけ使って目一杯楽しんだ方がいい。
学生時代は、それ以降の大変な人生を乗り切るためにある準備期間です。
知識を身に着けること、人間関係を学ぶこと、努力や忍耐力を学ぶこと、夢を思い描くこと、だけじゃなくて、学生時代の仲間や楽しかった思い出そのものも人生を乗り切るために必要不可欠だと思うのです。
少なくとも私は、今までの思い出がすっぽり抜けたら、うまく前向きに生きていかれないかもしれません。
とにかく、SUNNYはこんなくさいことまで思わせる映画でした。
「学生時代が」とうるさく言っててなんですが、
実は現在サイドの方が心を打たれるシーンばかりで、ずっと泣いてました。
そしてとにかく篠原涼子がいい。
個人的に大好きなのです。
アンフェアからファンですが今作でもやっぱり好きです。